給湯器に「エラーコード」が出ると、びっくりしますよね。
でも大丈夫。エラー表示は「どこかに不調がありますよ」というお知らせです。
ここでは、メーカー別の代表的なエラーや部品(中和器)交換のサインなどを、わかりやすくご紹介します。
【目次】
1. まず最初に確認すること
┗ エラー番号が出たときの基本対応
2. メーカー別の主なエラーと対処法
2-1. ノーリツ(NORITZ)
・「111」点火不良エラー
・「920」中和器寿命予告
・「90」燃焼異常エラー
2-2. リンナイ(Rinnai)
・「111」点火不良
・「920」「923」中和器寿命予告
・「29」「290」中和器・排水経路異常
・「61」「610」「611」「60」ファンモーター異常
2-3. パーパス(Purpose)
・「11」「12」点火・燃焼不良
・「E9」「650」中和器交換時期エラー
2-4. パロマ(Paloma)
・「99」燃焼制御エラー
・「650」「632」中和器・排水系統エラー
3. エコジョーズタイプに多い中和器エラー
3-1. 中和器とは?その役割
3-2. 交換しないとどうなる?
3-3. 交換費用と作業時間の目安
4. 電気温水器・エコキュートの場合
4-1. 「H○○」「E○○」などのエラー表示
4-2. 電気式の中和槽メンテナンスについて
5. エラーを防ぐための日常メンテナンス
5-1. ご家庭でできる簡単チェック項目
5-2. 年1回の点検で長持ちさせるコツ
6. まとめ:エラーは「安全装置が働いたサイン」
┗ 中和器交換と定期点検で快適に使い続けるために
まず最初に確認すること
Q1. エラー番号が出たとき、まず何をすればいいですか?
A1. まず、表示されているエラー番号をメモしましょう。
そのあとで、給湯器のリモコンの電源を一度切り、1〜2分後に再度入れてみてください。
もしこれで直る場合は、一時的な誤作動の可能性があります。
再び同じ番号が出るようなら、センサーや部品の点検が必要です。
メーカー別によくあるエラーと対処法

ノーリツ(NORITZ)
Q2. 「111」のエラーが出ました。
A2. 「111」は点火不良のサインです。ガスの元栓が開いているか、メーターの安全装置が作動していないかを確認してください。
寒い時期はガス圧の低下や凍結も原因になることがあります。繰り返す場合は、業者による点検をおすすめします。
Q3. 「920」のエラーが出ました。
A3. これは中和器という部品の寿命が近づいていることを示すサインです。
中和器は排気ガスの酸性成分を中和してくれる装置で、約5〜10年で寿命を迎えます。
そのまま使うと腐食や排水の詰まりを起こすことがあるので交換が必要です。
Q4. 「90」って何のエラー?
A4. 燃焼異常を表しています。ガスの圧力が低かったり、排気口が落ち葉や雪で塞がっていたりすることがあります。
参考:ノーリツ製品故障表示一覧
リンナイ(Rinnai)
Q5. 「111」エラーが出ました。
A5. 点火不良です。ガスの供給が止まっていないか、元栓を確認してください。復帰しない場合は、電極や基板の点検が必要です。
Q6. 「920」「923」のエラーが出ました。
A6. これは中和器の寿命が近づいていることを示すサインです。
Q7. 「29」や「290」の表示が出ました。
A7. これは中和器や排水まわりのエラーです。
中和器内部の詰まりやドレン(排水)経路に異常があるとこの番号が出ます。
中和器の交換をすれば多くの場合は解決します。また、排水管の凍結などが原因になることもあり、自然解凍を待つことで解消することがあります。
Q8. 「61」「610」「611」「60」が出るときは?
A8. ファンモーターの異常を表します。運転スイッチを一旦切り、再起動をしてみてください。解消しない場合は、内部の電子部品が関係しているので、専門業者に依頼しましょう。
参考:エラーコード | リンナイ|Q&A(よくあるお問い合わせ)
パーパス(Purpose)
Q9. 「11」「12」って何?
A9. 点火がうまくいっていない、または燃焼が不安定な状態です。ガス圧が低い、空気が混ざっているなどが考えられます。
Q10. 「920」や「930」の表示が出ました。
A10. 中和器の交換時期・寿命到来をお知らせするエラーです。
パーパスの給湯器は、一定期間使うと自動で交換のサインを出す仕組みになっています。
パロマ(Paloma)
Q10. 「99」のエラーって?
A10. 燃焼制御のエラーです。ガス圧が不安定だったり、排気や給気の経路が詰まっていたりすると起こります。
Q11. 「920」や「930」は?
A11. 中和器の交換時期・寿命到来をお知らせするエラーです。
パロマ製もおよそ8〜10年で中和器の交換サイクルを迎えます。
エコジョーズタイプの給湯器に多い「中和器エラー」
Q12. 中和器って何ですか?
A12. エコジョーズは排気の熱を再利用するため、内部で「酸性の水(ドレン水)」が出ます。
この酸性水を中和して安全に流すための装置が「中和器」です。
中の石灰素材がすこしずつ溶けて消耗するため、約7〜10年で交換が必要になります。
Q13. 中和器を交換しないとどうなりますか?
A13. 中和できなくなると、内部が腐食したり、排水が詰まったりします。
そのまま放置すると漏水や給湯停止を起こすこともあるため、早めの交換が大切です。
Q14. 交換費用はどれくらい?
A14. 機種にもよりますが、部品と作業を合わせて2万〜4万円前後が目安です。
作業自体は60〜120分程度で終わることが多いです。
電気温水器・エコキュートの場合
Q15. 「H○○」や「E○○」と英数字が出るけど、これもエラー?
A15. はい。ヒートポンプや温度センサー、リレー異常などを示しています。
リモコンの電源を切っても直らない場合は、メーカーの修理窓口に連絡しましょう。
Q16. 電気式にも中和器はあるの?
A16. 一部のエコキュートでは、排水を中和する装置がついています。
ドレン水の臭いや詰まりがある場合は、中和槽の清掃や交換が必要なこともあります。
エラーを防ぐためのメンテナンス
Q17. 日ごろのお手入れでできることはありますか?
A17. あります。
• 排気口や吸気口にゴミや落ち葉がないかチェック
• 給湯器まわりをふさがないようにする
• 年に一度は点検を依頼し、フィルター清掃や排水経路の確認をしてもらう
• 10年以上使っている場合は「交換前点検」を受ける
これだけでもエラーの多くは防げます。
まとめ

給湯器のエラーは、「壊れた!」というよりも「安全装置が働いてくれている」というサインです。
なかでも「中和器エラー」は、寿命を迎えた部品の交換時期を教えてくれるもの。
早めに交換しておけば、長く安心してお湯を使い続けられます。
エラーが出たら、無理に再起動を繰り返さず、
メーカーサポートや専門業者に相談するのが安心です。
毎日の暮らしに欠かせない給湯器を、しっかりメンテナンスして快適に使いましょう。
【弊社給湯器交換の施工事例】

